失敗学でおなじみ畑村洋太郎氏の、その名の通り物事の理解と伝達(コミュニケーション)に関する書籍。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • アクティブ学習⇔パッシブ学習
  • 「真の科学的理解」とは要素の摘出と構造化を通じて、目の前のものや現象の状態を正確に知り、現象の因果関係を正しく理解すること。
  • ルールは守らなければならないことだけを文書化すると形骸化が起こる。ルールの理由・背景・必要性を伝えるべきである。
  • 「伝える」ことで一番大切なことは「相手にちゃんと伝わったかどうか。」伝えるプロセスよりも結果が重視される。
  • 正しいやり方→「陽」の知識。やってはいけないことをやった時に何が起こるか?やるべきことをやらなかった時に何が起こるか?→「陰」の知識。陰陽ともに理解することが重要。
  • 個で考え(個で思考回路を作ったうえで)集団で共有する。
  • 暗黙知の表出→共有→共有知の実践→想起→暗黙知の…という思考進化のスパイラルアップ