制御工学の考え方―産業革命は「制御」からはじまった (ブルーバックス)

制御工学の考え方―産業革命は「制御」からはじまった (ブルーバックス)

本屋でブルーバックスのコーナーはよく立ち止まる定番なわけですが、ふと目に留まりまえがきを読んで興味をもって購入。大学の授業で制御工学を習ったけれど、やはり実生活に結び付かなければ記憶としてとどめておくのは難しい。
仕事を通じて過去に高校や大学で学んだことが活かされる場面に出くわすたびに、教師は学問を教える前に、その学問を使うシチュエーションについて説くことで、より生徒に興味を抱かせることができるのではないかと思う。ただそういった教師はあまりいないと思うのは私だけだろうか?
この本の著者はまさにそういったことを本の中で述べている。この本だけでも足りないと思うが、もし学生のころにこの本を読んでいたならば、もっと制御工学の授業が楽しいものになっていたかもしれない。