「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか

「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか

この手の和訳本は非常に読みにくい。海外では実例を多く載せればわかりやすいという認識があるのかは知らないが、たいてい実例(しかも日本ではあまりなじみのなさそうな)を用いていろいろ説明するというのが、お決まりのパターンのように思う。
この本も結局寝る前読む本がないときに少しずつ読んで、最終的に読み終わるのに2か月以上かかった。読んで面白くない本は、さっさとあきらめて次に行けといった、読書術の考え方もあるが、何か引っかかるところがあるかもしれないと思うと時間かけてでも読んでしまう。
全般的にプラシーボ効果のような、人の意識・無意識での期待が及ぼす影響について書かれている。運動のパフォーマンスのためには水だけでなく糖分を口に含むことが重要というところが唯一役に立ちそうな情報ではある。