時代の変化のスピードに対して、従来の自前の開発だけでは競争に勝つレベルに追い付いていけなくなりつつある。一方知識労働者の増加と通信手段の発達により、外部から自前で足りない部分を補うことが容易になりつつあるというもの。
結局は井の中の蛙ではダメということだろう。

思考のボトルネックを解除しよう!

思考のボトルネックを解除しよう!

ブックオフに本を売りに行ったときに、たまたま目に入って購入。思考に関する記述だが著者が製造などのSCMに関するコンサルのため、若干視点が近い印象があった。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 思考=知識×選択×生/活力
  • 知識のボトルネック:「情報」×「手法」×「技能」=頭の良さ

知識×知識の使い方×実践経験(慣れ)がものをいう。

思い込みに思考が縛られる。あらためて自己認識をし思い込みを払しょくせよということですな。

やはり健康が一番ということと、習慣を改善することで物事を好転させよとのこと。

3つに分類し、さらに3つに分類しているあたりが、なんか無理やりな感じがする。コンサルのテクニックなんだろうけど、やはり違和感。それから、重要なのは知識のボトルネックということで、知識の吸収の仕方や、フレームワークのような使い方に焦点を当てている。私は選択のボトルネックにある前提というところが、もっと重要な気がして仕方ない。

プレゼンは資料作りで決まる! 意思決定を引き寄せる6つのステップ

プレゼンは資料作りで決まる! 意思決定を引き寄せる6つのステップ

社内プレゼンの資料作成術

社内プレゼンの資料作成術

自分の作る資料や、人の作る資料見ていていろいろ思うわけだが、世間一般ではどういった考えが主流なのかと思い読んでみた。
ざっくりまとめると

  • 作成者目線→受け手目線で内容を考える
  • 資料の目的を考える(受け手にどうなってほしい?)
  • ストーリーを考える
  • シンプルに作りこむ(基本的に情報過多の場合が多い)

まあこまごまな技術もあるでしょうが、あまり深く考えずに資料を作っているパターンが多いということでしょうな。

書いてある内容は大したことではないと思うが、時々読んで自分を見つめなおすのにはいい。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。」
  • 自分流を編み出す試行錯誤ができる人ができる人。
  • 自分の価値を人気で測ってしまうための、評価不安

よい製品とは何か

よい製品とは何か

一般論としてこのようにまとめられていると、考えを深めるいいきっかけになる。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 人と製品の適合
  • 一定の複雑さを超えるシステムでは事故は起こるもの。複雑性が高くても社会が事故の代償に耐えうると思うなら推進すべき。
  • 人間という生き物を常に意識する。
  • クラフトマンシップ。美的喜びと誇りを作り手と使い手両方にもたらす。
  • 誰もが受け入れる製品は個人にとってはつまらないものになりがち。
  • 科学や技術の文脈で使うエレガンスは、最小から最大を生み出すこと。

原発の賛否も結局は社会が代償に耐えうるかどうかという議論なんでしょうね。まあ大概のことにはトレードオフがあるってことか。

日本においてモノづくりにかかわる仕事をしていると、いろいろ考えさせられる内容が多い。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • これまでの日本の発展は、存在する答えに向かっての努力をしたおかげ。今後は答えを探す努力が必要。
  • 品質とは消費者の要求に応えているかどうかが重要。
  • 価値とはお金という物差しで表現するもの。改めて「価値」について深く考えることが重要。
  • 価値の世界⇔物の世界
  • 市場(文化)を知り。技術を知り。価値を考える。さらに危機意識を持ち上位の階層で考え行動する。

なぜ人類のIQは上がり続けているのか? --人種、性別、老化と知能指数

なぜ人類のIQは上がり続けているのか? --人種、性別、老化と知能指数

タイトルに惹かれて買ってみた。フリン効果という時代と共にIQの平均値が上昇し続けている現象について書かれたもの。内容は解説者による最初のはしがきと最後の解説を読めはほぼ理解できる。それ以外はいろんなデータを比べたらいろんな説は否定されるといった全く持って興味をひかない内容。論文用に書いたものをそのまま転用しているのだろうが、書物としての価値は感じなかった。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 知能とは知的活動を含む心の特性。社会性・創造性・性格とは別のもの
  • 知能を用いるあらゆる場面で作用する一般的なg因子と専門的に機能する複数の特殊因子(s因子)があるといわれている。
  • IQテストにおけるσ=15
  • 分類すること・論理を使って抽象概念を扱うこと・仮説を真剣に受け止めること。これらの思考習慣の定着が知能検査の結果を押し上げた。