気が付けば前回の更新から約3週間。特に何かがあったわけではないですが、更新が滞ってしまいました。出張とかありましたが、それは言い換えれば読書の時間が確保されたりもすることなので、言い訳にはなりませんね。

知的創造の作法 (新潮新書)

知的創造の作法 (新潮新書)

どこかの本屋で表紙見てさらっと購入。著者はどうやらいろんな古典などのダイジェスト版を書かれている方のようで、私とはだいぶ視点が違うなぁと感じさせられるところの多い本だった。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • ダイジェストとは目的に沿って要領よく特徴をとらえ、想像して創造に結び付けること
  • アイディアは思いついてから、しばらくして改めて確認する。そうすることで最初の状態から解放され、客観的に冷静にみられる。最初は頭が熱中してどうしても主観的になる。

直接は関係ないが恥ずかしながら電通鬼十則というものを初めて知りました。そう意味ではなかなか良いインプットになったのかも。

無茶振りの技術 日経プレミアシリーズ

無茶振りの技術 日経プレミアシリーズ

タイトルに惹かれて購入。内容読むとあたりまえだと思うこともたくさん書かれている。あたりまえを単にあたりまえにしておかず、はっきり明文化されると考えることも多くなると感じた。
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 責任感のない人に無茶振りしても成功しない
  • 無茶振りとは言葉足らずな仕事の頼み方。最低限ざっくりとした道筋と振った人間の期待を伝えるといい。
  • 振る方、振られる方両方に有意義なものになるように意識する。

まあよくある本ですが、やはり得るものもある。あえてまとめる必要がないほどまとまっている。でもなんだか頭には残りにくい。しばらくしてまた読んでみるかな。以前にもコンサル系の人が書いた似たような本を読んだが、やはり共通の内容が多い。逆に言えばコンサル系では、この本に書かれているような教育がなされるのだろうか?
以下内容の書き出しや、まとめ。

  • 知的生産における成功・失敗は、期待値と成果物のギャップにより決まる。
  • 「長く考える」ではなく「何度も考える」(時と場所を変えるとよい)
  • 脳の中では「音声処理」は時間軸上、「視覚処理」は空間軸上での処理をされる。これらを両方使うことにより脳の稼働率がUpする。とにかく紙に書く、とにかく人に話してみることで、思考が整理されていく。
  • 新しい知識の蓄積より常識の見直しにこそ価値あり

amazonで買い物するときに、あまり吟味せずポチッとして購入。はっきり言ってこの本自体に面白みは感じなかった。
ただ「なぜなぜ分析」として知られている、原因の掘り下げをする思考法は、視点を変えるという思考の方法を無意識にさせることにあるということに気付かされた。

なんかこうやって書くと、いかに知的生産に関して興味を持っているかというのが手に取るようにわかる。本の内容ってその時々のブームに関するものが多くを占め、時間とともにブームが少しずつシフトしていくというような気がする。